外断熱の家
外断熱の工法
「外断熱工法」は、正式には「外張り断熱工法」といいます。近年、地球環境への配慮が叫ばれていますが、「外断熱工法」は、省エネ効果が高く、地球環境にやさしいという事で最近注目されてきています。
「セオケンホーム」では、6年ほど前から旭化成の「ネオマフォーム」を使用した外断熱工法を実施しております。
この断熱材は大変画期的で、「ネオマフォーム」を使用した工法は、オール電化蓄熱暖房機との組み合わせが抜群で、快適な暖かさがいつまでも変わらず、結露やカビの発生も抑えられます。
これまで10棟以上の外断熱「ネオマフォーム工法」を手がけてきましたが、お客様の喜びの声が続々入ってきております。
外断熱工法の主な特徴
- 断熱層が構造体よりも外側にある為、 結露 の発生の心配が少ない。
- 結露から生じる カビ 、そのカビをえさにする ダニ の発生を抑える。
- カビ、ダニが原因となる 喘息 や アトピー性皮膚炎 などの心配が軽減。
- 優れた断熱性能で 省エネ住宅 を実現。冷暖房コストの節約ができる。
- 高耐久 の構造体は資源の有効活用・建設廃材削減。
- 24時間換気システムで常に 新鮮な空気 を室内へ。
- 部屋間の温度差が少なく、 ヒートショック を軽減でき、高齢者にやさしい家の実現。
「外断熱工法」の家をご計画の方は、セオケンホームへ是非一度ご相談下さい。
外断熱の特徴
リビングや寝室は暖房されて身体が温められていますが、暖房のないトイレや廊下に出たとたん脳卒中や心不全を起こすことが多いというのはご存知のことだと思います。
それはヒートショックといって、室温の変化によって血圧が急激に変化したり、心臓がびっくりして心筋梗塞などを引き起こしたりすることによって引き起こされます。
家の中で亡くなる場所の1位が冬場のトイレ、2位が廊下といわれていて、特に高齢者にとっては危険だといわれています。真冬などでは、暖房している部屋と全く暖房していない廊下とでは温度差が優に10度を超すといわれています。
「外断熱」はこの部屋間の温度差を少なくして、快適に過ごせるように考え出された工法なのです。
今まで日本では、建物の内側から断熱する方法「内断熱」が主流でした。その中で、多くの建物が「内断熱」の宿命である結露の被害や、カビ・ダニの発生を招いてきました。
また、「内断熱」では、鉄筋コンクリート造の建物の寿命が40年以内と言われるのに対して、欧米の場合は日本の2~3倍の耐久性があると言われています。
耐久性の差がこれだけ表れてしまう最大の理由は、欧米の断熱が建物の外側から断熱する「外断熱」を施しているからなのです。先進国の中で「内断熱」が主流となっているのは日本だけです。
多大な投資をして建てた資産(建物)の寿命を一年でも長くするためにも、また建物の解体による建設廃棄物の発生を減少し環境負荷を軽減するためにも、そして何よりあなたの大切な家族の健康を守るために、是非外断熱をおすすめします。
外断熱で理想の家を
『徒然草』の「家の造りようは、夏を旨とすべし」という言葉が象徴するように、昔から日本家屋は伝統的に風通しなどの高温多湿対策を中心としてきました。家造りのプロを悩ましているのは昔も今も「湿気」なのです。
高温多湿な日本の夏は人にとっても家にとって厳しい環境です。住宅金融公庫などの指導で冷暖房効率を高める断熱材を一般住宅にも装着するようになったのは石油危機後の1970年代からです。その断熱材は、木造住宅も鉄筋コンクリート造りのマンションや事務所ビルも壁の内側に貼り付けるのが一般的でした。
ところが欧米の建物は早くから気密性や断熱に注目した石やレンガを重層に積み上げた外断熱が主流となっていました。
最近日本でも外断熱に対する関心が急速に高まってきたのは、やはり京都議定書の発行などが契機となったようです。住宅にも省エネルギーや地球環境対策温暖化防止に努めることが求められるようになり、外断熱の有効性が重視されるようになって来たのです。
「外断熱」は地球温暖化防止に貢献できるだけでなく、建物全体の耐久性を向上させることによって建物の解体による建設廃棄物の発生を減少し、環境負荷を軽減することにもなり一石二鳥というわけです。
「結露」を防ぐばかりでなく、カラオケや音楽を楽しむ際の遮断性にも優れ、地震にも強く耐久性にも富んでいる「外断熱」で理想の家を作ってみませんか?
外断熱の具体的なメリット
[健康]
結露は、暖かい空気中にふくまれる水蒸気が、温度差のある冷たいものに触れて、水に戻る現象です。内側に断熱材がある工法では、結露がおこりやすくなります。 サッシやカーテンの周りの壁が濡れてしまい、気がついたらカビが…ということはありませんか?
断熱材が外側にある場合は、コンクリートは室内温度と同調するため、結露は発生しません。 ですから 結露によるカビの発生・ダニの繁殖を防ぐことが出来ます。つまり、アトピーや喘息のリスクが大幅に削減されるという事です。
日本は高温多湿の気候ですから、冷暖房を考える場合は、「結露が発生しにくく、室内温度も均一」という外断熱工法がまさしく打ってつけの工法であると言えます。
[省エネ]
外断熱というのは魔法瓶みたいもので、外気温の影響が少ないから、一度ひやしたり、あたためたりするとその状態を維持しつづけてくれます。
ですから、室内は一年中気温が安定し、浴室やトイレでのヒートショックを防ぎます。蓄熱効果により冷暖房の効果が高くなり、長く持続することので省エネルギーにもなります。
[高耐久]
外断熱なら断熱材でコンクリートは守られているので、外気温の変化や酸性雨からコンクリートを守るので、建物は長寿命。外断熱が当たり前の欧米では平均して70~100年以上保っています。建替えがないということは産業廃棄物も減るということで、それが少なくなることは地球環境にも大切なことです。
つまり外断熱は、建て替えによる廃材やCO2の減少をもたらす、「地球に優しい工法」と言えます。
外断熱の仕組み
是非、事務所へ遊びに来てください。
外断熱の仕組みをご覧に入れながら、 普段は見ることの出来ない仕組みをご説明します。
外断熱に取り組み12年、経験と実績から独自の手法を取り入れてここへたどり着きました!
「セオケンホーム」が旭化成の外張り断熱材「ネオマフォーム」を使用する4つの理由
これまでの充填断熱では断熱材は壁の内部に充填されていましたが、「ネオマフォーム」は壁内部ではなく柱や梁の外側に断熱材をはることが大きな違いです。この断熱材の位置の違いがバランスのとれた高性能を実現します。
1.地域環境との共生
地球温暖化の原因となるCO2削減のためにも、高断熱が求められています。
これまで、プラスチック系断熱材の発泡ガスには、フロン系ガスが多く使用されてきました。
しかし、このフロン系ガスが、オゾン層破壊や、地球温暖化の原因となることから、世界規模での規制が始まっています。ネオマフォームは、このフロン系ガスを一切使用しない「グリーンガス(炭化水素ガス)」での発泡です。
この「グリーンガス」は、自然界にあるガスでオゾン層破壊もなく、温暖化係数も極めて低い、理想の発泡ガスです。
2.省エネルギー
ネオマフォームの高い断熱性は、住環境の快適化と地球温暖化防止に貢献します。
家庭で消費されるエネルギーの約70%が「冷暖房、給湯」と言われています。
化石燃料をエネルギー源として使用している割合の多いわが国の場合、住まいの断熱性を上げることでエネルギー消費を削減することができます。
その結果、二酸化炭素の排出削減が可能となり、地球温暖化防止に貢献することができるのです。
3.長期性能維持
ネオマフォームに使用しているフェノール樹脂は高いガスバリア性を有し、そのため断熱性能の経時変化が極めて少ない。
ネオマフォームは、独立気泡率が高いことと、気泡膜のガス透過性が極めて低いことが大きな特長です。そのため中に閉じ込められた断熱ガスは空気との置換が少なく、長期にわたって高い断熱性能を維持できます。
4.安全性
炎をあてても燃え広がることなく炭化し、発生ガスの少ない高い耐燃焼性能を誇ります。
他素材に比べ、燃焼時の一酸化炭素および二酸化炭素の発生量が少なく、有害とされるシアン化水素の発生もありません。